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トスカーナへ帰る

残された不思議

ペッター・ヘグレが「Villa Mangiacane 2006」カレンダーを制作したとき、僕らはこれほど人気がでるとは予想していなかった。Hegre-Artではいつも新境地を切り開こうとしているが、過去を振り返ることは来た道を引き戻す磁石になりかねない。

ヴィラ・マンジャカーネ(Villa Mangiacane)のすべての壁やアーチ、尖塔、丸屋根が魅力や官能性を醸し出していて、すべての彫刻や装飾がニューヌードの純然な曲線美や完璧な彫刻体と究極のコントラストを生み出している。それは中世と超現代の稀な融合といえる。

通常のキャスティングラウンドを終えたヘグレは、ミラン、マルセイユ、プラハからモデルを選んだ。そして2007年カレンダーの完成ために必要となる、3つのセッションの内の2番目の撮影に取りかかった。

ヴィラ・マンジャカーネは、トスカーナのシャンティ地域の中心にある「Arno Valley」のブドウ園のひとつにある。遠くには、現代ビルの上にそびえたつ「Giotto’s Bell Tower」や「Dome of the Cathedral」が、フィレンツェの町を描くパステル画のように見えてくる。

15世紀に建てられたこの豪華宮殿で感じる陰謀的な雰囲気は、間違いなくニコロ・マキャベッリの亡霊によって吹き込まれている。金持ちと強者が400年後の今でも読み続ける、彼の名作「The Prince」が執筆されたのはこの場所だといわれている。

永遠の若さとさわやかな気候

永遠の若さとさわやかな気候

フェデリカはミラン郊外の小さな町の出身。今日は派手なイタリアンデザイナーの服装で現れた。彼女はファッションショップで仕事をしているが、それ以外の何者にも見えない。天気はどこへ向かっているのかはっきりとしなかった:太陽と雨、曇り空が突然晴れ上がったと思えば、再び雷と稲妻で天気は悪くなった。

天気が変わり続けていたので、露出や色のバランスを正確に、我慢強く調整する以外ない撮影だった。本当に厄介で僕の仕事の流れをめちゃくちゃにしたけれど、その一方でフェデリカは、イタリア人らしくプロとして協力的に仕事をしてくれた。

「イタリア人らしく」と僕が言った理由は、イタリアの女性は特別だからだ。少なくとも彼女達はそう信じているし、フェデリカに限ってはそれを感じとることができる。29才の彼女は永遠の若さの秘密を発見したように見える。長身で細身でフェアリーテイルのブロンドヘアと、日没の光を反射する水溜りのように輝いた瞳を持っている。あるいは今日の天気で言うなら、移動する雲だ。

フェデリカは母親とフラットを共有している。事実、彼女は少しママっ子だということを認めている。そして、未熟な男性をさげすんで見ていることをあえて口にした。「一体彼らに何ができる?」-「確かに」と僕は言ってとても成熟した男性のように振舞った。だからフェデリカは大きくなってから、40歳以上の男性としか付き合ったことがない。そして今の彼氏は49歳。「フェデリカのママにぴったりだ」と思っていたけど、未熟だと思われたくなかったから言わなかった。

風が嵐を巻き起こしていた時に、ヴィラの玄関の柱石の上で誇らしげに座る石造の犬の横でポーズをとるように彼女に言うと、彼女は潔く裸になって、(なぜだか理解できなかったけれど)今日の天気のように突然泣き出した。「ママァ・・」と泣き求めていた(ホントに!)。何とかそれを切り抜けて、今度はフェデリカは、凍えるほど冷たい噴水の下で勇敢にポーズを見せてくれた。そのとき彼女の体中には鳥肌(goose)が立っていた(僕らは鳥肌(chicken)という)。そして古いオリーブの木に登り、四輪バイクに乗って体を温めた、裸で、自然に。

今のところは順調。明日はさらによくなることを期待しよう!

どんどん来るよ・・・

ペッター

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世界を股にかけて

世界を股にかけて

身長162cm、体重42キロ、キャラメルアイスクリーム色の瞳を持つダリンは、2つの世界を股にかけている。彼女はエジプト人を母にチュニジア人を父に持ち、フランスで育てられた。ダリンは、フランスのシックなクオリティーをすべて兼ね備えていて、それはヨーロッパを超えたエキゾチックなスパイスが加えられている。

僕は時々、「興味深い」という言葉が何を意味しているのか困惑してしまう-誰もが興味深くありたい-そして僕は、興味深くあることはすべてのことに興味深くいることだという結論に達した。ダリンがそういう感じだ。彼女は、写真、旅行、東洋の踊りが大好きだ。「もし今していることが楽しくないなら、他のことをするの」と彼女は言った。十分興味深い一言だった。

20年前に学校で勉強したフランス語なんてほとんど忘れてしまったけれど、ダリンが一言も英語を(ノルウェー語も)話せなかったので、一緒に仕事をしているうちに少しずつ思い出し始めた。そうそう、ダリンはチョコレートが大好きで、煙突のようにタバコを吸うし、それからジョニー・デップと映画で共演したくてたまらないらしい(前にどっかで聞いたかもしれない)。ヴィラのマッサージ師の親切なケアのおかげで、グレープの洋服を着たダリアは素晴らしく見える。

ペッター

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ぬかるみにはまって

ぬかるみにはまって

激しい雨と数杯のシャンティワインの長い夜は過ぎて、トスカーナの田舎を朝日が照らし始めた。チョコレート色の肌をした僕のかわいいモデルはパリに戻っている途中だった。そしてプラハからハナがやって来た。マジャカーネ(Mangiacane)でのこの最終日のセッションで、僕はクラッシックな撮影をするつもりだった。

僕達は、サウナと細長いプールの付つきのトルコ風呂で半日を過ごした。撮影コンディションは機材に厳しかったけど、ハナと仕事をする前から分かっていたことだ。彼女は体中に特上のオリーブオイルを塗ってサウナに入り、出てきた時の体は汗でコーティングされて輝いていて、ダイアモンドのように肌が磨かれて見えた。

キャバレーで仕事をするハナはスレンダーなダンサー体系をしている。ヴィラのスパで裸になる彼女の姿は、他の客にとっては一番最高の席でショーを見ているようなものだった。僕らは屋外のプールで撮影を続け、3体の“笑う仏陀”と一緒に撮影をした(今日の写真参照)。マジャカーネにはプールが屋外に2つと屋内に1つあり、僕らは撮影中すべてをトライした。行楽シーズンで敷地内には人がいっぱいいたけれど、僕らの創造的努力にみんな感謝しているように見えた。

“水”のテーマに従って、湖の畔で撮影することにした。ここ数日間降り続けた雨のせいで、辺り一帯は浸水していた。ハナはゴム靴だけを履いた姿でぬかるみにはまってしまい、抜け出そうとしている姿は視覚的においしかった。もちろんカメラにすべて収めてある。

3日目のセッションはこれで終わり。たくさん撮影できて思い出深い旅になった。さあ、編集デスクに戻る頃だ...そして、昨年作ったカレンダーに合うような素材が十分にあるかチェックしないと。

ペッター

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Comments

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I live here: Chianti Countryside
Dear Petter, you make me really happy when I discover your italian photos and overall this location just behind my home! Next time you'll be here could you send me an email to offer me the honour to meet you? I'm a tuscanian photographer inspired from your perfect way to perceive nude photography. I hope to see you soon in Tuscany.
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I idmire how you make me feel that I'm in the same place you are
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awesome sets and sceneries!
awesome sets and sceneries. cant wait to see these galleries online! great job petter and thanks for sharing it with us again.. Jason - Holland
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Toscana
What a place!